PHEVを買う際に気になる、車種ごとの充電仕様を、トヨタ車で一覧にしてまとめてみました。
人生で初めてPHEVユーザーになって早いもので1年半が過ぎました。
自分は運転が好きでそれなりに走行距離があるため、PHEVにしようと考えたきっかけが、電気代によるところはあるもののガソリンで走るよりも走行コストが下がる、という事でした。
ところが実際に乗り始めてみると、EVでの走りが楽しすぎて、コスト度外視でもできる限り充電してEVで走りたいという過激派に成長してしまいました・・・。
自分が乗っているトヨタ自動車のPHEV車は、バッテリーの重さもあり車両重量が2tという笑ってしまう車重ですが、静かで力強いけれどもなめらかな走りはとても運転していて心地よく、床下に配置されたバッテリーのおかげで低重心で安定感もとても良いです。
もはやEV車を購入していれば良かったのでは、という若干の後悔もありますが、当時はトヨタにEVの選択肢はほぼ無く、それはトヨタを恨むところではあります。
そんなEVの走りにどっぷりとはまった結果、1年半にして走行距離は4万キロ。基本的にPHEVユーザーのほとんどが貰っているであろう国からの補助金は、4年乗ることが条件となっているので、4年後の総走行距離は・・・・。
恐ろしくて考えるのを辞めました。今楽しければ良いのです。
トヨタ車の充電に対する強い不満
できる限りEVで走りたい過激派の自分にとって、トヨタ車のPHEVに対する充電戦略に対して、非常に不満があります。それはなんと言っても6kW充電に対応しておらず、充電が遅いことにあります。
ガソリン車しか乗らない方は、まず最初に戸惑うところかと思いますが、車の充電方法は急速充電と普通充電の2種類があります。
急速充電は、そこからCHAdeMOやらスーパーチャージャーやら規格があって、普通充電にも100V充電と200V充電、そして200V充電には3kW充電と6kW充電があります。
詳しい話はどこかで別途説明するとして、3kW充電と6kW充電では単純に充電量が2倍違います。
自分が乗っている車は3kW充電にしか対応しておらず、1時間充電すると大体17km走行が可能になります。これがもし、6kW充電に対応していれば単純計算で34km充電出来ることになります。
実際には電費を気にせず走りを楽しんでいると、もっと実際に走れる距離は短くなるので、外出先などでご飯を食べている1時間くらいの間に、30kmくらい走行可能距離が増えてくれると、ユーザーとしてはとても嬉しいわけです。
それ以外のメリット・デメリットとして、例えばプラゴの充電サービスが今年4月に大幅改悪されますが、普通充電の新定額プランは、600分まで1980円で充電が出来ます。
なぜか3kWか6kWで時間制限が変わらないため、3kWのユーザーは170km分しか充電出来ず、6kWのユーザーは340km分充電出来るのです。
そのほか、定額な充電プランを利用している人は満充電まで短い方が断然ありがたいですし、実は自分は異動がかかってしまったことにより、現在賃貸にすんでいます。
その為、自宅充電が出来ず、EVで走るためには外出先で充電するしか無いため、普通充電でも充電時間を短く出来る6kW充電は渇望しています。
先ほど述べた通り、PHEV車は補助金を貰えば原則4年は乗り続けなくてはなりません。充電環境も数年で大きく変わっていく中、トヨタはユーザーへ選択肢をできる限り提供するべきだと思います。それかせめてオプションで。
ということで、自分は充電速度が遅いことに非常に不満を持ちましたので、もし購入を検討されている方で、同じく充電時間が気になるけど、どの車種なら良いんだろうと思われている方に向けて、トヨタ自動車のPHEV車の各車種ごとの充電時間を調べて一覧にしてみました。
車種別充電仕様まとめ
2025年3月現在のトヨタ自動車PHEV販売車種
【トヨタブランド】
・プリウス ・RAV4 ・ハリアー ・クラウン スポーツ ・クラウン エステート ・アルファード ・ヴェルファイア ・センチュリー
【レクサスブランド】
・NX450h+ ・RX450h+
車種 | 金額 | EV 走行距離 | 普通充電 100V | 普通充電 200V 3kW | 普通充電 200V 6kW | 急速充電 |
---|---|---|---|---|---|---|
プリウス | 390万〜 460万円 | 87km | 約39時間 以上 | 約4.5時間 | × 非対応 | × 非対応 |
RAV4 | 566万円 | 95km | 約33時間 | 約5.5時間 | × 非対応 | × 非対応 |
ハリアー | 620万円 | 93km | 約33時間 | 約5.5時間 | × 非対応 | × 非対応 |
クラウン スポーツ | 765万円 | 90km | 約33時間 | 約5.5時間 | 約3.5時間 | 約38分 (約80%充電) |
クラウン エステート | 810万円 | 89km | 約33時間 | 約5.5時間 | 約3.5時間 | 約38分 (約80%充電) |
アルファード | 1065万円 | 73km | 約33時間 | 約5.5時間 | × 非対応 | 約38分 (約80%充電) |
ヴェルファイア | 1085万円 | 73km | 約33時間 | 約5.5時間 | × 非対応 | 約38分 (約80%充電) |
センチュリー | 2500万円 | 69km | 約33時間 | 約5.5時間 | 約3.5時間 | × 非対応 |
NX450h+ | 749万〜 772万円 | 87km | 約33時間 | 約5.5時間 | × 非対応 | × 非対応 |
RX450h+ | 887万円 | 86km | 約33時間 | 約5.5時間 | × 非対応 | × 非対応 |
ということで、現在トヨタの販売中のPHEV車種ごとの充電仕様をまとめてみました。車種によって全然対応状況が違うことがわかるかと思います。
結果としては、プリウスを除いて基本的に充電時間はすべて一緒。そして、あとはどれに対応しているかで差があるという感じでしょうか。
こうしてみると、クラウンのみ全てに対応しているのですが、であればますますレクサスも全てに対応したものを出すべきだったのでは・・・?と思わざる得ません。
僕はもう今後買うなら6kWに対応していない車種は買わないと決めているし、なんならスーパーチャージャーの体験が良すぎて、テスラでも良いのかな、とも思い始めている位なのですが、基本的にトヨタ車が大好きなので、一応今後のトヨタに期待しております・・・。高速に乗ることも多いので、そうなるとまだEVよりPHEVかなぁ・・・と。
そして、調べてきて少し楽しくなってきてしまったので、今度はトヨタ自動車以外の車種も調べてまとめてみようかな、と思っています。
僕はすごく気になるんですが、なかなかこういう一覧のページは無くて、みなさんあまり気にならないんでしょうか、、、
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